4月になった。新年度が始まる。
今年は、農業の勉強が本格的にスタートする。
これからやることはいっぱいである。もちろん不安もある。だがそれ以上に楽しみなことは多い。
自分は非農家出身だが、父方の家系は、元は農家であった。
最近、自分の仕事に関しても、不思議な縁を感じることがよくある。
おそらくどれだけ職業選択の自由と言っても、自分がどこでどんな職種につくか、というのは本人の努力とは無関係のところで予め決められているのだ、と思わないこともない。
特にゲマインシャフト的な、地縁血縁関係というのはなかなか途切れないものだから。
同時に、士業の資格をとって、独立開業する予定だ。
これで自分は、サラリーマンから個人事業主へとうつる。
前途多難であるが、ようやくやりたい道へ入っていっていると思う。
恋愛も少しづつうまく行き始めている。
最近、フロムなどを読んでまた、愛とは何か、を考えなければいけなくなった。
これは人類の永遠のテーマと言えるが、果たして、キリスト教的な価値観によるところが大きいのであろうと思う。
思えば、僕は神学を大学で学んだが、よく人からそんなのが役に立つのか、役に立つ職業に就けばいいじゃないか、と安易に言われたりするが、どんな学問も真摯に取り組めば、必ず後々生きてくるものである。僕はプログラマーになる前は数学などあまり役に立たないと思っていたが、全然違かった。
それで今でも少しは勉強している。
こういうのはいつ効いてくるか、はわからないのである。
また、政治運動について。少し知り合いが、政治運動の党を結成している。
僕は少し前からそこで、学んだり、泊まったりしていた。農業もそこで最初に学んだ。
政治運動は現代でもまだまだ根付いていない。それは学生のもの、あるいは左翼や、極端な思想の人によるものとみなされていると思う。
特に、マルクス主義は、現代でもデタッチメントである。禁忌であることは確かだ。
僕は保守王国に住んでいるから、こうした思想がいかに目をつけられるか、はなんとなく肌で感じている。
しかし京都で学生時代を過ごしたことは、こうした色眼鏡から脱却する気運をもたらしてくれたと思う。僕は、マルクス主義者でもないが、左派的な味方は武器になると思う。どちらかというと保守、だと思っているが、加速主義、アナキズム、自由主義、と色々自分にあるのがわかる。
しかしそれも当たり前ではなかろうか?
一つの主義主張に染まる方が、単純すぎではないか?
政治についても、これから詳しく学んでいくことだろうし、現実に地方で事業をするとなると、必然的に政治は絡んでくるのである。
お金のことも色々考えないといけない。NISAを政府は推しているが、まぁ地獄の始まりという気がする。
今はアルバイトで生活費は稼いでいる。それから、士業、農業、事業と発展させる。文筆も並行してできれば良い。
農業は、最初は路地野菜であろう。これでぶち抜くのが自分らしいと思う。
コメもやりたいが、今は厳しそうだ。
まぁおいおい考えていこう。
何より今は、桜の季節。新しい門出を祝おう。