ポジティブなものもネガティブなものも、どちらも必要であろう。
昨今の社会ではどうしてか、ネガティブなものは排斥されるのを良しとする傾向にあるが、芸術表現としてみたら、このネガティブなものほどいい栄養をもたらしてくれるものはないであろう。
そう考えるなら、芸術はこうしたネガティブなもので成り立っていると言ってもいいくらいである。
ネガティブなものもポジティブなものも内的緊張関係を保つ上では必要な要素であり、むしろそれらをぶつけて互いに成長することが好ましい。
変化の早い時ではこの落差も激しいが、その現在地を記述し続けることで、僕らはこの変化の渦中における生の実感をありのまま体得できるのだろう。
感情の機微を詳細に書き記していくこと。そうしてお互いがお互いのことを認めつつもぶつけていくのだ全力で、そうしてお互いが成長できれば最高だ。
自分を守っているばかりでは何にもならない。